昨今、ご夫婦で新規就農する方がいらっしゃいます。
農業研修も一緒に受けて一緒に新規就農すれば、農作業も二馬力になるのでとても良い話ですが、新規就農する方でも全てがご夫婦一緒というわけではありません。
夫、もしくは妻のみが、新規就農する方も多くいらっしゃいます。
しかし!!
新規就農するには夫婦で双方に理解がないと、絶対に途中で破綻します。
新規就農するなら配偶者の理解は絶対必須
特に、夫婦で夫一人が脱サラして新規就農する場合、当たり前ですが、
妻の理解を得ることが一番重要
です。
新規就農者の収入は最初は微々たるものですし、アルバイトをしないと生活が成り立たないレベルだからです。
脱サラして新規就農に大反対の妻がいるのに、強行して勝手に農業研修になんて行ってしまったら、早急に夫婦関係が破綻してもおかしくない事態に陥ります。
妻は稼ぎ手になって貰うしかない
では、しっかり妻の理解を得られて一人で新規就農したなら、農業が軌道に乗るまで、
妻には稼ぎ手になって貰うしかありません。
農業をしながらアルバイトをしていても、それだけの収入で夫婦二人(お子さんがいるなら尚更)が生活していくには、かなり厳しいものがあるからです。
少なくともフルタイムのパートか、最高なのは会社勤めの正社員や公務員など、安定した収入の仕事について就いてくれていると、とても助かります。
夫の周囲にいた当時の新規就農仲間も、ほぼ全員、妻がフルタイムで働くなどしていました。
新規就農者本人もアルバイトをしているとはいえ、やはり、妻も働かないと生活が成り立たないからです。
問題なのは、自分の負い目
最初は農業の収入も微々たるもので、アルバイトも時間に限りがあるので、フリーターさんのように稼げるわけではありません。
★夫は諸事情があってアルバイトもできませんでしたが…。

そうなると、絶対的にフルタイム勤務の妻よりも収入が劣るわけで、今のご時世共働きが普通になってきたとはいえ、妻に対して負い目を感じてしまう男性がいらっしゃるのも、まだまだ自然な感情なのかもしれません。
当時の夫の新規就農者仲間たちは、開き直ってアルバイトしながら農業に勤しんでいた方がほとんどだったので(笑)、全員が全員そうだとは限りませんが、少なくとも夫は、家族に対して負い目を感じていたようです。
その負い目を、夫婦で話し合って気持ちに折り合いをつけることが大事
なのではないかと思います。
まとめ
ご結婚されている夫婦の夫一人だけが新規就農するなら、
- 妻の理解を得るのは絶対必須
- その場合、妻には稼ぎ手になって貰うしかない
- 妻への負い目は、話し合いで折り合いをつける
ことが絶対必要です。
夫は無念にも都内での新規就農に失敗してしまいましたが(泣)、同じ新規就農の立場で今もなお農業を続けている当時の仲間たちは、ほぼ全員、妻が正社員などで安定した収入を得ていました。
妻の収入が安定しているからこそ、農業が軌道に乗るまでの間、夫は安心して農業に専念にできるのでしょう。
なんとなく私の感覚では、妻側も新規就農する夫を支えられる覚悟をお持ちで、根本が自然派思考の方だと、殊更夫の事情を理解してくれる方が多いように感じます。
新規就農者は最初はどうしても収入が心許ないので、家庭内の経済的事情も、事前に配偶者と話し合っておくことも重要ですね。
★新規就農するなら、独身や夫婦お二人で始めた方が成功しやすいです。

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