新規就農するタイミングを間違えると絶対に失敗する!? 特に妻帯者はよーーくタイミングを見極めるべし!

 

我が家の夫は現在会社員をしておりますが、数年前に新規就農を試み、結果見事に挫折をした経験があります。

あの頃は夫婦共に心身かなり疲弊していましたが(笑)、一度農業に失敗した私たち夫婦から言わせて貰えば、農業を始めるタイミングは非常に大事です。

特に既婚者の方は、絶対にそのタイミングを間違えてはいけません。

脱サラして新規就農しよう!と考え、いざ行動に移すタイミングを間違うと、夫のように失敗するハメになりますよ!

ちなみに、私たちの周囲で新規就農した方は、ほとんどが独身の方ばかりでした。

新規就農は、夫婦一緒で始めた人・身軽な独身の人の方が、絶対的に成功しやすい! その理由とは?

 

新規就農は、結婚・出産の時期は止めるべき

新規就農する時、配偶者もしくは自分が、

 

結婚・出産する時期はなるべく避けるべき

 

です。

特に出産するといったタイミングでは、女性の新規就農者は身重の体で農作業するのは厳しいから当たり前として、妻が出産を控えている男性も絶対に止めた方が良いです。

理由は2つあります。

結婚・出産にはお金が必要

結婚して夫婦二人で生活を始める、出産を控えて家族が増えるといったタイミングは、特にお金が必要になってくる時期なので、新規就農者の収入では生活に不安しかありません

結婚する時に配偶者の収入が安定しているならまだしも、妊娠中で配偶者(女性なら自分)が働けない状況で新規就農してしまうと、途端に生活が苦しくなります

有り余る貯金があるなら別ですが、農業の初期投資だけでもかなりお金を使っている中、普段の生活でも金銭的な不安が日常的について回ると、夫婦双方に心が荒んでいきます…(苦笑)

副業(アルバイト)で少しでも家計にお金を入れるのは当然として、それでも妊娠中で精神的に不安定になりがちな妻に余計な心配を掛けさせないためにも、妊娠・出産のタイミングでの新規就農は避けるべきです。

出産・育児中は妻もきつい

なんとか妊娠からの出産を無事に終えても、次は怒涛の育児生活が待っています。

私も現在3人の子どもを育てていますが、やっぱり育児って大変ですよね。

妻が初めての育児でてんやわんやの中、夫側も新規就農したばかりでてんやわんや。

するとあら不思議、段々と家の中が荒んできます…(苦笑)。

こうなると、お互いにいっぱいいっぱいなのは頭では承知していても、お互いに全力で疲れ切っているから、建設的な話し合いも途端に難しくなります

夫側からしたら、農業のことで頭がいっぱいで家事育児・妻のフォローにまで頭が回らないし、妻側からしたら、初めての育児で常時寝不足で夫にも少しは協力して欲しいのに、夫は早朝からいないし夕方に帰って来ても疲れたと言って何もしない(できない)…。

完全に喧嘩勃発のサインです。

これに加えて、先程申し上げた新規就農者の収入面での不安もあるので、どうしても余計に喧嘩になりやすい時期です。

農業だけでも大変な時期に、家庭でも無駄な不協和音は作るべきではありません。

タイミングを間違えると、こうなる…

我が家の場合、長男が産まれてから農業研修、私が真ん中の長女を妊娠中に夫は新規就農しました。

当時はまだ貯金もあったし、農業研修中は一応給料も出ていたし、私たち夫婦も30代で子ども作るなら早めが良いと判断して、有難いことに長女をすぐに授かれたのですが、ここで予想外に問題が勃発しました。

なんと、新規就農をして早々に、私が切迫早産気味で医師から自宅での絶対安静を指示されてしまったのです!

「トイレとお風呂以外は絶対に動いてはいけない」
「上の子を抱っこするのも極力控える」
「車にもあまり乗らない方が良い」

とのことで、それまでは夫も家事・育児を少しは手伝ってくれていましたが、はっきり言って所詮は「お手伝い」程度、家事育児をほぼ担っていた私が絶対安静のため家事ができなくなってしまい、夫は夫で、

二人目も産まれるし早く稼ぎたい!

農業失敗夫

と新規就農を焦って始めていた矢先だったので、完全に予定が狂い始めました。

当時1歳半の長男の世話もあったので、保育園・畑・自宅と、夫は毎日目まぐるしい生活を送っていました。

農作業も決して楽じゃないし、絶対安静の私を頼れないので家事も子どもの世話もしないといけないし、でも早く稼がないと家族を苦しい思いにさせてしまうというプレッシャーも常に抱えていて、当時の夫は本当に苦しそうでした…。

何もできず、それを見ることしかできなかった私も、本当に歯痒い思いしかなくて…。

正直、あの時期は今でも記憶が曖昧です(笑)

疲弊していた夫

そのくらい、当時の夫は辛そうでした。

子どもをすぐに授かれてとても嬉しかったし、結果的に長女も無事に産まれてくれて夫も心の底から喜んでいましたが、私が妊娠中に絶対安静になってしまったのは、当事者の私が言うのもアレですが、誰のせいでもありません。

 

ただ、タイミングが悪かっただけなんです。

 

そんな感じで、こちらの記事での失敗も大いに関係した結果、

後悔しても遅い! 私たちが都内で新規就農に失敗した3つの理由

本業の農業が上手くいくはずもなく、貯金が底を尽きる前に、夫は農業を辞めることにしました。

家族を守っていくには、このまま農業を続けていたら無理だと判断したからです。

今は夫も、普通に会社員をしています。

毎月お給料が出るって、幸せですね(笑)

まとめ

新規就農のタイミングを避けるべき時期は、結婚・出産という大事なイベントの時です。

その理由として、

  1. 結婚・出産時はお金が必要=新規就農者は収入面に不安あり
  2. 出産・育児中は妻もきつい=新規就農者も色々きつい時期

という、2つの理由があります。

特に妊娠中は何があるかわかりません。

私たち夫婦のように、新規就農のタイミングを間違えると最悪の結果になりかねないので、特に妻帯者で新規就農をする方は、タイミングをしっかり見極めるようにしてくださいね。

 

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